混合育児から完母へ移行するのがいいとは限らない!

どんなに頑張っても、母乳がなかなか出ない人はいます。 それなのに完全母乳にこだわりすぎて、苦しんで辛い思いをするよりも、ミルクを足して混合育児で笑顔でいる事の方がよっぽどママも赤ちゃんも幸せではないでしょうか。 混合育児から完母へ移行することが絶対に正しいとは限らないのです。

赤ちゃんを完全ミルクにするメリットとデメリットとは?

赤ちゃんが生まれ、出ると思っていた母乳がなかなか出ない、、

 

そんな時、頑張って母乳を出そうとするママさんがいる一方で、

母乳は諦めてミルクにするママさんも少なくないです。

 

本当にそれでいいのかな?

 

頑張って母乳を出すようにした方がいいのかな?

 

でも、母乳が出ないものは仕方ないし、、

 

そんなあなたへ、完全ミルクにするメリットとデメリットを紹介します。

 

 

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赤ちゃんの授乳方法には、3つのパターンがあります。

 

1つ目は母乳のみの完全母乳育児。

 

2つ目はミルクのみの完全ミルク育児。

 

3つ目は母乳とミルク両方をあげる混合育児です。

 

完全ミルク育児は、母乳を与えずに粉ミルクだけで赤ちゃんを育てることです。

 

ママの母乳が出るかどうかは、赤ちゃんが生まれてみないと分かりません。

 

最近では母乳育児がとても推奨されていますが、

全てのママが完全母乳育児を行えるわけではありません。

 

母乳の分泌量やママと赤ちゃんの体調、ママの仕事の都合などで

赤ちゃんの授乳法は変わってくるのです。

 

 

完全ミルク育児のメリットとは?

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飲んだ量が分かりやすい

ミルクをあげる時は哺乳瓶を使うので、赤ちゃんがどれくらいミルクを飲んだかがすぐにわかります。

 

母乳の場合は赤ちゃんがくわえているだけで、

実は全然飲んでいないというパターンがあるのです。

 

しかしミルクの場合は、ミルクが足りないのか飲ませすぎなのかがすぐに分かるので、

安心して飲ませることができますね。

 

 

ママが休みやすい

母乳はママしかあげることはできませんが、

ミルクなら誰でもあげることができます。

 

その間ママは身体を休めることができ、とても助かります。

 

 

他人にも預けやすい

ママが仕事復帰したり、体調が悪い、病院を受診したいときなどでも、

ミルクなら赤ちゃんを預けることができます。

 

また実家に預けてパパとデートもできちゃいますね。

 

 

パパが育児参加しやすい

ミルクならパパでもあげることができるので、

パパも育児に参加しているという自覚を持ってもらいやすいです。

 

抱っこしながらミルクをあげる幸福感、ぜひパパにも味あわせてあげたいですよね。

 

 

食べ物に気を使う必要がない

母乳の場合は、ママが食べた物が赤ちゃんにも影響するので、

食べ物に気を使う必要があります。

 

好きなものを食べ休憩することで、ストレス解消やリラックス効果もあるでしょう。

 

 

場所を気にせず授乳できる

母乳の場合は、外出先での授乳に困ります。

 

赤ちゃんが泣いているのに授乳室を探すのは面倒ですが、

ミルクなら用意してあればどこでもあげることができます。

 

 

乳頭トラブルがない

母乳育児の場合は、乳腺炎や乳頭が切れるトラブルになる可能性があります。

 

しかしミルクならそんな心配をすることなく、安心して授乳できます。

 

 

授乳間隔が安定しやすい

ミルクは母乳に比べ腹持ちがいいと言われています。

 

これはミルクの消化に時間がかかるためですが、

それだけ頻回に授乳する必要はなくなります。

 

「ミルクは3時間おき」と言う授乳間隔が安定すれば、

ママはそれだけ身体を休めたり家事をしたりすることができます。

 

 

ビタミンDが摂取できる

実は母乳にはあまり含まれていないけど、

ミルクには含まれているビタミンの1つにビタミンDがあります。

 

ビタミンDが不足すると、骨の変形や成長不全が起こるくる病になる可能性があります。

 

 

ママが薬を飲むことができる

母乳育児の場合は、ママが薬を飲むと母乳に影響が出る可能性があるので、

なかなか飲むことはできません。

 

ミルクなら気にすることなく薬を飲めますね。

 

 

卒乳・断乳がスムーズにできる

ミルク育児の場合は、比較的卒乳や断乳がしやすいと言われています。

 

哺乳瓶で飲むことに慣れているので、

哺乳瓶に他の飲み物を入れて慣れさせることができるからです。

 

 

ママは好きな服を着られる

母乳育児の場合は、授乳しやすい下着や服装を選ばなければいけません。

 

しかしミルクなら気にすることなく好きな服を着ることができますね。

 

 

おっぱいの形が崩れにくい

母乳をあげると、卒乳後におっぱいが小さくなったり、乳首が大きくなったり

おっぱいが垂れたりすることがあります。

 

しかしミルクなら気にしなくても大丈夫ですね。

 

 


ミルク育児のデメリットとは?

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ミルクにもデメリットはあります。

 


子宮回復が遅くなる

母乳育児の場合、母乳を出すホルモンのおかげで

子宮が収縮しやすく産後の子宮の回復に役立ちます。

 

しかしミルクの場合は、子宮の回復が遅れる傾向があります。

 

 

赤ちゃんへ免疫をあげられない

生後6ヶ月までの赤ちゃんは、ママの母乳から直接免疫をもらっています。

 

そのおかげで母乳育児の赤ちゃんは、風邪や病気にかかりにくいです。

 

ミルクの場合は免疫をもらうことができないので、

免疫がつきにくいと言われています。

 


準備と衛生管理が面倒

母乳は赤ちゃんが泣いたらすぐに飲ませることができますが、

ミルクの場合は手間がかかり、すぐに飲ませてあげることができません。

 

粉ミルクを計測して哺乳瓶に入れ、お湯を入れ、溶かす。

 

ミルクは熱いので、適温まで冷ます。

 

その間赤ちゃんは泣いたままになるでしょう。

 

また飲み終わったら哺乳瓶を洗い消毒する必要があります。

 


外出時の荷物が増える

赤ちゃんとの外出は何かと荷物が多いですよね。

 

たたでさえオムツに着替えなどでかさばるのに、

さらにミルクの場合は哺乳瓶、粉ミルク、お湯を入れた水筒もプラスされます。

 

 

金銭的負担がある

母乳はお金はかかりませんが、

ミルクの場合は粉ミルクや消毒薬、哺乳瓶のお金がかかります。

 

成長するにつれ粉ミルクもたくさん必要になるので、

その分出費は増えます。

 

 

おわりに

ミルク育児にもメリットもあればデメリットもあるのですね。

 

どちらにするかは、ママ次第です。

 

母乳育児にもメリットもデメリットもありますから、

よく考えた上でママと赤ちゃんにとって一番いい方法になるようにして下さいね。