混合育児から完母へ移行するのがいいとは限らない!

どんなに頑張っても、母乳がなかなか出ない人はいます。 それなのに完全母乳にこだわりすぎて、苦しんで辛い思いをするよりも、ミルクを足して混合育児で笑顔でいる事の方がよっぽどママも赤ちゃんも幸せではないでしょうか。 混合育児から完母へ移行することが絶対に正しいとは限らないのです。

混合育児は難しい!?成功させる秘訣とは?

母乳育児信仰のブームがやまない中、あえて混合育児を目指す方も少なくありません。

 

もちろん混合育児にもメリットはありますが、

それと同時にとても難しいと感じる方も多いです。

 

そこで、なぜ混合育児が難しいと感じるのか、

成功の秘訣も合わせて紹介します。

 

 

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混合育児が難しいと感じるのはなぜ?

 

混合育児をする前は、母乳とミルクのいいとこどり!

 

なんて言われていたので、すごく楽なのかなーなんて安易に考えていた私。

 

しかしいざ赤ちゃんが生まれ、混合育児が始まると、

ミルクはどれくらい足せばいいのか、赤ちゃんは満足しているのか、

とにかく分からないことがいっぱい!

 

とっても難しいと感じました。

 

難しいと感じる原因は何でしょうか。

 


ミルクを足す量が分からない

これは混合育児をしている方にとって、一番大きな悩み事ではないでしょうか。

 

最初に母乳を飲ませた後、ミルクを足しますが、

赤ちゃんがどれくらい母乳を飲んだか分からないので、

ミルクがどれくらい必要なのか分かりません。

 

特に生まれたばかりの頃は、泣く理由もわからないので

常にミルクが足りないんじゃないかと不安になっていました。

 

 

赤ちゃんの好みが出てくる

 

赤ちゃんも母乳とミルクの混合育児に慣れると、

どちらかを好んでどちらかを拒否するようになることがあります。

 

母乳の場合は、ママの匂いや母乳の味、肌との触れ合いを好みます。

 

ミルクの場合は、哺乳瓶の飲みやすさや味を好みます。

 

これは赤ちゃんによってどちらを好むかはわからなので、

好みが出てくるということを覚えておくとよいでしょう。

 

 

母乳の出が良くなりミルクがいらなくなる


母乳育児にしたいと思っていたママにとっては、これはありがたいことですね。

 

母乳は赤ちゃんが吸えば吸うだけ分泌されるようになるので、

最初は混合育児でも、そのうち母乳育児に変わる可能性は十分あります。

 

それでも哺乳瓶を飲めるなら、普段は母乳育児でも

ママの都合が悪ければミルクをあげる、、などできればいいですね。

 

 

母乳の出が悪くなる

混合育児で注意しなければいけないのが、母乳の出をキープすることです。

 

実はこれが結構難しいです。

 

主にミルクの足し過ぎで起こることですが、赤ちゃんがミルクで満足してしまい、

母乳を吸おうとしません。

 

ミルクを飲んだ分、母乳は作られなくなりますから、

母乳はたちまち出なくなってしまいます。

 

またミルクばかりあげて母乳をあげる間隔が空きすぎても、分泌が悪くなります。

 

 

乳頭混乱になりやすい

 

これは混合育児の赤ちゃんがなりやすいです。

 

赤ちゃんはママの乳首と哺乳瓶の乳首で混乱してしまい、

ママの乳首を嫌がるようになってしまうんです。

 

私もこれは経験しましたが、ミルクならすんなり飲んでくれるのに、

母乳をあげようとすると泣いて暴れるんです、、

かなり凹みました、、

 

 

乳腺炎になりやすい

母乳の分泌が少なくても、多すぎても乳腺炎になりやすいです。

 

特に混合育児の場合は、赤ちゃんは満足していなくても後でミルクをあげるから~

と母乳を安易に考える方がいます。

 

すると出るはずだった母乳が溜まり、詰まりやすくなります。

 

反対に母乳を吸わせて分泌を増やしているのに、赤ちゃんがミルクばかり飲んで母乳を飲まない、、

となると、また詰まりやすくなります。

 

混合育児は、ミルクを飲んでいる分母乳を飲まないので、

乳腺炎になりやすいと言えます。

 


混合育児を成功させる秘訣とは?

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混合育児は難しいとは言われますが、成功させるととてもメリットのある方法です。

では、混合育児の成功の秘訣を紹介します。

 


ミルクの量を細かく考えすぎない

 

新米ママにありがちなのが、母乳の後のミルクを足す量を考えすぎてしまうパターン。

 

病院にいた頃はスケールで体重を計っていましたが、

家でもいちいち体重を計っていると、とても疲れてしまいます。

 

ミルクが足りているか見分けるコツは、赤ちゃんの様子を見ればだんだん分かってきます。

 

ご機嫌で遊んでいる、体重が順調に増えているなどしていれば、

ミルクは十分足りているので大丈夫です。

 

 

ミルクを足しすぎない

 

母乳を続けていきたい場合は、特に注意すべきなのが、

ミルクを足しすぎないこと。

 

ミルクを足しすぎてしまうと、赤ちゃんはミルクで満足し

母乳を飲まなくなり、そのうち母乳の分泌も悪くなってしまいます。

 

あくまでミルクを足すのは最低限が望ましいでしょう。

 

 

母乳⇒ミルクの順番を守る

 

授乳の際は、母乳の後にミルクをあげる順番を守りましょう。

 

母乳のみはOKですが、ミルクのみにすると母乳をあげる間隔が空いてしまい、

母乳の分泌が悪くなりやすいです。

 

母乳の分泌を減らさないためには、必ず母乳を吸わせることが大切です。

 

 

おわりに

 

混合育児は、難しいと感じる方もいて、

途中でミルクに切り替える方も少なくありません。

 

もちろんそれも一つの方法です。

 

しかし母乳も飲ませたいと思うなら、ぜひ混合育児を成功させて下さい。

 

混合育児にしか味わえないメリットがたくさんありますよ^^