混合育児から完母へ移行するのがいいとは限らない!

どんなに頑張っても、母乳がなかなか出ない人はいます。 それなのに完全母乳にこだわりすぎて、苦しんで辛い思いをするよりも、ミルクを足して混合育児で笑顔でいる事の方がよっぽどママも赤ちゃんも幸せではないでしょうか。 混合育児から完母へ移行することが絶対に正しいとは限らないのです。

ミルクの作り方!熱湯でなく70度のお湯を使用する理由とは?

粉ミルクの作り方として、ミルク缶にも書いてありますが、

ミルクのお湯は70度で作って下さい、とあります。

 

これはなぜか知っていますか?

 

しかも70度って、すごく微妙な温度だと思いませんか?

 

また粉ミルクは熱湯で作るのも良くないのです。

 

粉ミルクが70度と指定されているのには、実は恐ろしい理由があったのです。

 

今回は粉ミルクの作り方として、

熱湯ではなく70度のお湯を使用しなければいけない理由を紹介します。

 

 

粉ミルクの作り方!熱湯で作ってはいけない?

 

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実は粉ミルクに熱湯を注ぐと、粉ミルクの栄養成分が破壊されると言われています。

 

赤ちゃんの大切な栄養が破壊されてしまっては大変ですよね。

 

しかし、あまり神経質になるほどではありません。

 

もし熱湯を注いでミルクの栄養が全てなくなってしまうのだったら、

ミルク缶にもそのように記載してあるはずです。

 

あくまで多少の栄養成分が破壊される恐れがある程度で、

大きな問題があるわけではありません。

 

 

ミルクは70度のお湯を使用しなければいけない理由とは?

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粉ミルクには菌がいる

実は赤ちゃんの粉ミルクの中には、菌が入っています。

 

えっ??!

 

菌と聞くと、なんだか怖い感じがしますが、本当です。

 

その菌とは、サルモネラ菌サカザキ菌です。

 

これらは粉ミルクの製造過程で混入することはほとんどありません。

 

粉ミルクを開封した後、空気中にいるものや人の手を介して

粉ミルクを溶かすときや溶かした時などに混入するようです。

 

この粉ミルクに含まれるサルモネラ菌とサカザキ菌を死滅させるために、

ミルクのお湯は70度でなければいけないのです。

 


サカザキ菌

人・動物の腸内やトウモロコシ、キュウリなどの果実・野菜からも検出されることがあります。

 

赤ちゃんのころ、特に未熟児や免疫不全児、低出生体重児を中心として

敗血症や壊死性腸炎をおこすことがあり、ひどい時には髄膜炎を併発することがあります。

 

サカザキ菌はサルモネラ菌と比べて、粉ミルクの製造環境によって多く存在することがわかっていますが

日本製品に含まれる量はごくわずかです。

 

 

サルモネラ菌

人、牛や豚、にわとりなどの家畜の腸内、河川・下水など自然界に広く生息していている細菌です。

 

保菌しているネズミ・ハエ・ゴキブリや、犬・猫・カメなどペットからの感染にも注意が必要です。

 


ミルクの正しい作り方とは?

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1.まずミルクを作る前に石鹸で手を洗う

 

 ミルクを作る場所も清潔にする。

 


2.哺乳瓶とスプーンはよく洗い消毒しておく

 

 粉ミルクのスプーンは入れっぱなしはダメ!

 


3.粉ミルクを溶かす時は80度以上のお湯を使う

 

 お湯は容器を入れ替えると10度冷めます。

 

 粉ミルクを70度のお湯で溶かすには、80度のお湯でなければいけないのです。

 

 70度以下のお湯は粉ミルクが溶けにくく、菌も死滅しません。

 

 ただし熱湯はダメなので、沸騰後に少し冷ましておきましょう。

 


4.哺乳瓶にお湯を半分くらい注いで、粉ミルクを溶かす

 

 すべて70度以上のお湯で作ると冷ますのに時間がかかるので、

 水を注いで調整できるようにしましょう。

 


5.人肌まで冷やす

 

 適温になるまで流水に当てて冷やしましょう。

 


6.2時間以内に飲ませる

 

 2時間以上経ったものは赤ちゃんにはあげてはいけません。