混合育児から完母へ移行するのがいいとは限らない!

どんなに頑張っても、母乳がなかなか出ない人はいます。 それなのに完全母乳にこだわりすぎて、苦しんで辛い思いをするよりも、ミルクを足して混合育児で笑顔でいる事の方がよっぽどママも赤ちゃんも幸せではないでしょうか。 混合育児から完母へ移行することが絶対に正しいとは限らないのです。

2歳になってもミルクと哺乳瓶をやめられない時の対処法!

ミルクで育った赤ちゃんは、ミルクが大好きですね。

 

まるでミルクと哺乳瓶は精神安定剤のような感覚で、

赤ちゃんにとってもママにとっても一安心できるものではないでしょうか。

 

しかし、子供が2歳になっているのに、まだミルクを哺乳瓶で欲しがる場合はどうでしょう。

 

もうミルクも哺乳瓶もやめたいのに、なかなか離してくれない。

 

そんな場合の対処法を紹介します。

 

 

2歳になってもミルクと哺乳瓶をやめられない時はどうすればいい?

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哺乳瓶をやめたほうがいいのはなぜ?

 

ミルクと哺乳瓶は、1歳から1歳半までに止めるのが理想的と言われています。

 

周りがみんなミルクも哺乳瓶も卒業しているから、うちの子もやめさせなくちゃ!

 

では、なぜ2歳になる前までにミルクも哺乳瓶もやめさせる必要があるのでしょうか。

 


食事で充分栄養が摂れるから

 

ミルクを飲んでいたのは、赤ちゃんの頃の栄養補給が目的です。

 

しかし1歳を過ぎると、1日3食の食事をとることができますね。

 

この頃のミルクの役割は、食事だけではとりづらいカルシウムやミネラル、

鉄分などの栄養を補うことです。

 

食事もしっかり食べているのに、ミルクもしっかり飲んでいると、

栄養の摂りすぎで肥満になってしまう可能性があります。

 


どんどん好きになって離さなくなるから

 

赤ちゃんは哺乳瓶が大好きですね。

 

お茶はコップで飲めるのに、ミルクは絶対に哺乳瓶じゃないと嫌と言う子は多いです。

 

そしてその感情は大きくなるにつれどんどん大きくなり、

2歳に近くなるとイヤイヤ期も重なり、子供は哺乳瓶に対して強い執着を持つようになります。

 

自分にとって心地よい時間というものが分かるようになるからです。

 

哺乳瓶に対する執着が強くなる前に、やめた方が良いのです。

 

 

虫歯になりやすいから

 

赤ちゃんの歯は、1歳半で7割、2歳半から3歳にかけ20本の乳歯が生えそろいます。

 

しかし乳歯はとても柔らかく、虫歯になりやすい歯です。

 

さらに哺乳瓶は子供に持たせたまま飲ませる、だらだら飲みになりやすいため、

虫歯になりやすい状態と言えるのです。

 

 

歯並びが悪くなるから

 

哺乳瓶でミルクを飲む際は、舌が下に落ちた状態になります。

 

すると上あごの内側から押す力がなくなってしまい、

上あごが成長しにくく、歯並びが悪くなってしまいます。

 

また舌が下に落ち込むと下の前歯やあごが舌で押され、

下あごが前に出ようとして受け口になる可能性もあります。

 

 

 

2歳になってもミルクと哺乳瓶をやめられない時の対処法は?

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2歳まで哺乳瓶でミルクを飲んできた子供は、

なかなか自分からミルクをやめると言い出すことは考えにくいです。

 

基本的には1歳半までにミルクをやめましょうと言われていますが、

必ずしもその通りにしなければいけない訳ではありません。

 

歯科医師の中には、

「乳歯が生えそろう3歳までを目標に哺乳瓶を卒業しよう」

と言う方もいます。

 

哺乳瓶をやめなければ虫歯の心配があるとはわかっていても、

子供にとっては精神安定剤ですから、なかなか難しいですよね。

 

では、いきなりやめさせるのではなく、

徐々に子供の様子と相談しながらうまく止めるためにはどうすればいいのでしょうか。

 

 

とにかく褒める!

 

哺乳瓶ではなくコップやマグで水分を摂った時は、

とにかく大袈裟なくらい褒めてあげましょう。

 

反対に哺乳瓶を持った時は、無関心で。

 

すると子供なりに、「コップで飲むと褒めてもらえる」ことが喜びとなります。

自然に卒業できる第一歩ですね。

 

 

「お兄ちゃん・お姉ちゃん」で言い聞かせる

 

2歳になっていれば「お兄ちゃん・お姉ちゃん」と言う言葉にも喜びを覚えます。

 

また、言い聞かせもちゃんと理解できる年齢になりました。

 

「もうお兄ちゃんになったから、そろそろミルクと哺乳瓶はバイバイしようね~」

「お姉ちゃんになったから、赤ちゃんが使う哺乳瓶は使わなくてもいよね?」

などと、何度も言い聞かせることが大切です。

 

最初は嫌がるでしょうが、そのうち子供なりに気にしてバイバイする子もいるようです。

 

2歳半、3歳になったらと区切りを決めるのもいいですね。

 

 

たくさん遊んで疲れさせる

 

基本的な水分補給はマグとコップにして、

とにかく一緒に遊んで疲れさせましょう。

 

子供は口寂しい時や、一人でつまらない時に特に哺乳瓶を思い出します。

 

もう、哺乳瓶のことを忘れてしまうくらい、たくさん遊んであげましょう。

 

そのうち疲れてコテッと寝てしまいますよ。

 

 

寝る時の流れを作る

 

哺乳瓶でミルクを飲む子のほとんどは、

夜にミルクを飲みながら寝る、、と言うパターンが多いのではないでしょうか。

 

これはミルクを飲みたいと言うよりも、

哺乳瓶をおしゃぶりの代わりにしていることが多いです。

 

この場合は、夜寝るまでの流れをきちんと作ってあげる必要があります。


・夜の食事のあと、歯磨きをする

・パジャマに着替えて寝ることを意識させる

・絵本を読んであげる

・「おやすみなさい」と言って、電気を消す

・泣いたら、抱っこやおんぶ、とんとんするなど、ミルク以外で落ち着かせる


うちの子の場合は、絵本を3冊読む間に目がトローンとしてきます。(笑)

 

そして電気を消すことで、寝る時間と意識できるようでした。

 

最初は大変でしたが、

慣れるとコロッと寝てくれるのでとても楽になりました。

 


また、パパに寝かしつけてもらうのもオススメ。

 

普段からミルクはママという流れがある子は、

パパにはミルクはもらえないと思うらしく、意外とすんなり寝てくれることも。

 



まとめ

 

2歳になってもミルクや哺乳瓶ををやめられないと、親としては心配になりますよね。

 

しかし2歳と言えば世間で言う「魔の2歳児」。

 

第一反抗期やイヤイヤ期、自我が目覚めるなど、

親としては大変なことが多くなります。

 

2歳になってからミルクや哺乳瓶をやめさせるコツは、

とにかく根気よく声をかけることが大切です。

 

いつまでも哺乳瓶を使う子供はいませんし、

案外暴れて泣くのも2~3日で済むことが多いです。

 

大変なのは少しだけ、と親がしっかりした意思を持って取り組むようにしましょう。