赤ちゃんがミルクをちょこちょこ飲みする原因は?
赤ちゃんがミルクを一度にたくさん飲まず、ちょこちょこ飲みを繰り返す。
ミルクは3時間空けないといけないと分かってはいても、
飲む量が少ないと足りているのか心配で、ついあげてしまいますよね。
しかし、赤ちゃんがちょこちょこ飲みをするのは、
あまり良いことではありません。
原因を見つけ、早めに対処するようにしましょう。
ミルクのちょこちょこ飲みは良くないの?
ミルクは消化に時間がかかるため、3時間は空けなければいけません。
しかしミルクをちょこちょこ飲みしていると、
胃が休まる時がなく、身体に負担がかかります。
また赤ちゃんは口に触れた物を本能的に吸ってしまう吸綴反射があるので、
お腹がいっぱいでも哺乳瓶を入れられると飲んでしまうのです。
このようにちょこちょこ飲みを繰り返していると、
ミルクの吐き戻しや便秘、下痢になったり肥満につながったりするので注意が必要です。
ミルクの飲み過ぎのサイン
・1日に何度かミルクを吐くことがある
・下痢または便秘になることが多い
・お腹がパンパンになっている
・飲んでいる時に口からミルクがこぼれている
・1日40g以上体重が増加している
このような症状が見られる場合は、ミルクを飲みすぎていると考えられます。
ミルクのちょこちょこ飲みは飲み過ぎになりやすく、
ママが調整してあげなければいけないのです。
赤ちゃんがミルクをちょこちょこ飲みしてしまう原因は?
泣く=ミルクではない
赤ちゃんが泣く原因は、お腹が空いているからだけではありません。
抱っこして欲しい、眠たい、オムツが濡れている、暑い、遊んでほしいなど、
泣く原因は様々です。
しかし赤ちゃんが泣くからミルクが足りていないと思い込み、
泣く度にちょこちょこミルクをあげる。
すると赤ちゃんもそれを覚え、ミルクはちょこちょこ飲むものだと認識するようになります。
ちょこちょこ飲みを定着させてさせてしまったのは親の責任なのです。
お腹が空いていない
さっき飲んだにもかかわらず、また泣いたのでミルクをあげる。
すると赤ちゃんは飲んだばかりだったので、あまりお腹が空いていません。
小腹がすいたと思って泣きだしていても、実際はたくさん飲めませんよね。
それで少ししか飲まないと、次もまた少ししか飲めないのは当たり前です。
生活リズムが整っていない
赤ちゃんの生活リズムはどうなっていますか?
ずっと寝ているのは生後1~2ヶ月まで。
その後は規則正しい生活になるよう、ママが調整してあげる必要があります。
起床、お昼寝、就寝の時間をある程度決めてしまうことで、
赤ちゃんの生活リズムが整い、決まった時間にお腹が空いてくるようになります。
スキンシップが不足している
赤ちゃんによっては、抱っこが大好きだったり、
ママと遊ぶのが大好きだったり、もちろん寝るのが大好きな子もいます。
赤ちゃんがちょこちょこ飲みをするのは、
その時間はママを独占できることを知っているからかもしれません。
ママに抱っこされてミルクを飲むのは、
赤ちゃんも幸せな時間ですよね。
しかしそれはミルクでなくてもいいはずです。
赤ちゃんが泣いた場合は、スキンシップをとり気をそらせてみましょう。
泣いたらすぐ抱っこしてしまう
意外にも、赤ちゃんが泣いた時にすぐ抱っこしていると、
赤ちゃんもクセになります。
泣く=すぐ抱っこではなく、少し様子を見てから対応してみましょう。
ミルクのちょこちょこ飲みをやめさせるにはどうすればいい?
まず赤ちゃんが泣いた時は、すぐにミルクをあげるのはやめましょう。
もちろん3時間空いている時はいいですが、
せめて2時間半は空けるように意識してください。
赤ちゃんがなぜ泣いているかを突き止めるために、
・オムツは濡れてないか
・暑くないか(寒くないか)
・眠たい時間かどうか
などチェックし、それぞれ対応してください。
それでも泣き止まないようなら、外に風に当たってみたり、
おんぶしたり、抱っこであやしたり、おくるみのように巻いたり、
ミルク以外の方法で泣きやむようにしましょう。
ちょこちょこ飲みをする一番の原因は、
親がそのようにミルクをちょこちょこ与えてしまったからです。
ちょこちょこ泣けばちょこちょこミルクがもらえると認識させてしまったのです。
赤ちゃんのせいではありません。