赤ちゃんはミルクのせいで太る?母乳との違いは?
「ミルク太り」という言葉を聞いたことはありますか?
これはミルク育児の場合に、赤ちゃんが太りすぎてしまう為に言われる言葉ですが、
果たしてミルクのせいで太ると言うのは本当でしょうか。
また、母乳とミルクで太りやすさに差はあるのか、調べてみました。
赤ちゃんがミルクのせいで太るって本当?
一般的に、粉ミルクは母乳に比べると太りやすいと言われています。
母乳は欲しがるだけ飲ませていいのに対し、
ミルクは量が決められていますよね。
それは、消化の関係もそうですが、ミルクは飲みすぎると肥満になってしまうせいもあるのです。
では、ミルクで太る原因は何でしょうか。
栄養が豊富
ミルクは人工的に作られているので、母乳に比べて高タンパクで、栄養が豊富です。
たんぱく質や炭水化物、脂質など母乳よりも含まれる比率が高く、
それだけ栄養を摂りすぎてしまうんですね。
飲みすぎてしまう
母乳の場合は、赤ちゃんが栄養が足りたと判断すると自然とお腹が満たされるようになっています。
自然にコントロールできるんですね。
しかし粉ミルクの場合は、飲み過ぎを抑える作用がないので、
赤ちゃんは限度が分からず飲みすぎてしまうのです。
便秘になりやすい
母乳には消化を助ける酵素が含まれています。
しかしミルクには含まれていないので、赤ちゃんは便秘がちになり
栄養を溜めこみやすくなってしまいます。
赤ちゃんが飲む量を調整できない
母乳は赤ちゃんが飲みたいだけ飲むことができます。
しかしミルクは決められた分量があるので、
ママは残すともったいない・足りなくて後から泣くと困る
などと作ったミルクを全部飲ませることが多いです。
赤ちゃんだって飲みたくない時もあるのに、
無理に飲ませられたら、太るのは仕方がないのかもしれません。
カロリーが高い
母乳のカロリーは100mlに対し約65kcal、ミルクは66~68kcalです。
あまり差がないように感じますが、
これを毎回、毎日と続けると、結構な差になっていきますね。
また大人に比べるとわずかでも、赤ちゃんにとって1~3kcalの差はかなりのものになります。
ミルク太りを防ぐためにはどうすればいい?
それでは、ミルク太りを防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
粉ミルクの量を守る
粉ミルクの缶には、赤ちゃんの月齢ごとの適量が記載してありますね。
1回の量と1日の回数はきちんと守りましょう。
ミルク缶に記載してある量であれば、飲みすぎているということはありません。
必要以上に飲ませない
ま記載してある量を、必ずしも全員の赤ちゃんが飲めるわけではありません。
また赤ちゃんもミルクを飲みたくない時があります。
そんな時はもったいないからと飲ませてしまうのではなく、様子を見ることも必要です。
必要以上にあげない
赤ちゃんによっては、ミルクをたくさん欲しがる子もいます。
ミルクが欲しいと泣かれてしまっては、ママとしてもついあげたくなってしまいますよね。
しかし月齢以上の量を飲ませるのは、あまり良いことではありません。
赤ちゃんは満腹中枢が未熟なので、
あげればあげるだけ飲んでしまいます。
決まった量をあげてもまだ欲しがる時は、白湯をあげたり、
一緒に遊んだりして気を紛らわせてあげましょう。
寝る前はあまりたくさん飲ませない
夜はぐっすり寝てほしい、、
そんな理由から、寝る前にたくさんミルクをあげる方は少なくありません。
しかし、大人も寝る前に食べると太りやすいのと同じで、
赤ちゃんも寝る前にミルクをたくさん飲むと太りやすくなってしまうのです。
またお腹がおっぱいになりすぎると、苦しくてなかなか寝れない赤ちゃんもいます。
夜寝る前は適量に留めておきましょう。